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  • 2018.12.22 Saturday
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ASTON MARTIN CYGNET インプレッション その2 from 南麻布 バー ENGINE

ドライビングインプレッションの前に軽くスペックを紹介しておく。
シグネットのスペックは以下のとおり。
全長 3,078mm
全幅 1,680mm
全高 1,500mm
ホイールベース 2,000mm
車両重量 988kg
エンジンは1330ccの98馬力、トルク125NMでハイオク仕様。
ヨーロッパ仕様のトヨタIQを日本のトヨタ高岡工場からイギリスのゲイドンに送り、バラバラにされて組み立てられる。
1台当たりにかかる作業時間は150時間。1日8時間労働で約1ヶ月かかる極めて効率の悪いエコカーだ。

では、前回からの続きをどうぞ!

走り出してみると、最近のCVTの出来の良さに驚く。
初期の頃のCVTと言えば、音ばかり走っていってしまって、まるで加速が駄目だった。
ところがシグネットの場合、車重が軽いのも当然あるのだろうが、それよりも制御の素晴らしさに感動する。
CVTを単純に嫌っていた自分に老いを感じる。発進は1300ccながらも、この素晴らしいCVTにより、0-100km加速が11.6秒と鈍足のはずが、タウンスピードまでの加速においては、もたつきは一切無い。街中で加速中にアクセルを抜くと、シフトレンジはホールドされる。つまり、再加速が極めてスムーズで気持ちよい。先述のエキゾーストノートとの相性も良く、イラつきが無い。
乗り心地はヨーロッパ車らしく硬めで、最初、歩道の段差を降りたとき、トヨタ車らしからぬ硬さに驚いた。
IQと足回りは共通との事だが、もしそうならばトヨタ車でこの硬さは大丈夫なのだろうか?と心配になる。
トヨタと言えどもヨーロッパ仕様では現地の人間の好みに合わせるのだろう。このセッティングは日本の輸入車好きには素晴らしくハマルと思う。遮音材の追加とエンジンマウントの変更は、かなり効いていて、このクルマには小型車にありがちなチャチさが無い。都心の工事だらけで荒れた路面を完全なフラットライド、そしてW140ばりの剛性感で駆け抜ける!
車幅があるので車室空間は、メルセデスで言えばCクラスと居住感がほぼ一緒だ。そこに超上等な革と誂えが加わり、高級感ではCクラスどころかSクラス並だ。こんなに小さな車でここまで高級なクルマは私の知る限りシグネット以外無い。
よく「小さくても高級な車が欲しい」と言う話は聞く。でも実際、そうおっしゃる方々は大体そのようなクルマを買わない。理由は幾つかあるが、世界中の人々が考える高級車の条件は、高出力エンジンとある程度サイズがあるボディだ。シグネットはそのどちらも備えていないどころか、中身はトヨタというケチまでついている。そこに乗り出し600万近い価格とくれば、普通の人には理解不能だ。実際、3年間累計で150台も満たない販売台数だった。ところが当のアストンマーチンラゴンダ社はブランディングのプロフェッショナルとしての自負と高課税への恐怖があったせいか、そんな事はお構いなしで独自の高級論を持って、シグネットを世に送り出した。最初はボッタクリの車と思っていた細井も、納車されて1ヶ月が経った今、こう思うようになった。

これこそが小さな高級車だ。

そもそも「高級」という物質は世の中に存在しない。「高級」は空気なのだ。
シグネットがもし300万だったら高級車にはならなかっただろう。
シャンパーニュメゾンもそうだが、ヨーロッパのブランディングストラテジスト達は、実際にブルジョワが多く、彼ら自身が「高級」だ。「高級」というのは造るものではなく、造られるものだという事を良く知っている。
150台位しか売っていない(というか売れなかった)車のために豪勢なCMを3本は作っているのは、彼らの品位を落とさない為だったのだろう。そして、150台は想定外だとしても、生産台数を絞る事もそのブランディングには含まれていた筈だ。その証拠が「中身がトヨタ」である。大量生産しない予定のクルマを設計、製造するなど、そんな事はどこの金融機関も許さないだろう。ただ、CO2排出規制の高課税はなんとしてでも避けたい。コストも限りある。そこで彼らはいままでどのメーカーも手を出さなかった「小さな高級車」を作ることにした。これが、シグネットの発祥原資だ。まさに「ラグジュアリーソリューション」だったわけだ。
 実際1ヶ月乗ってみて感じたのは、シグネットは日常では注目度も低く気を使わない気楽な下駄車だが、高級な場所(例えばホテルとかブランドショップなど)に行けば行くほど注目度が高く、超高級車と同じ扱いを受ける。スーパーカーに乗っている時のように写真を撮られたり、話しかけられたりする。都心部ではベントレーやマセラティが道を譲ってくれる。兄貴分のアストンたちも後輩を可愛がるかの様に並んでくる。

そうです。彼らは見事に達成したのです。

つづく


山形までロングドライブしてきました。日帰りで。

ENGINE  
FUEL FOR LIFE  
 
===============================

bar ENGINE
(南麻布 バー エンジン @ 古川橋 みずほ銀行裏)

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TEL:0-6427-091
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